2009年11月25日

+理論式+

 ガラス箱の中で育った働きバチであるところの彼女は完結していて美しい。
 二つの太陽が作る影が崩れていくのを残酷な笑みで見届けよう。

++追記。++
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2009年11月22日

+凍える夜+

 涙で割った焼酎を飲むよりも、ふぐを食べましょう。手に入れてしまったふぐをさばいて食べてしまいましょう。
 人に供するには免許が要るが、自ら食べるには自己責任。けれど、肝は毒が強すぎるから死ぬつもりでないなら食べないほうがよいと思う。
 土鍋の昆布出汁が沸騰したら、さばいたふぐを入れます。ふつふつと泡が出てきたら白菜とエノキ。蓋をして、再び沸騰したら食べごろです。ぷりぷりの身をゆず醤油で食べましょう。万能ネギはお好みで。具を食べ終わったら雑炊にしてもよいでしょう。
 私の生まれ育った地方では、ふぐを食べることを「ふくをいただく」と云います。
posted by 三里アキラ at 00:32| Comment(3) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

+狂詩曲+

 歌え! 叫べ! 喜びの声を上げろ!
 毛という毛が逆立つのも、後ろ頭がピリッと締め付けられるのも、心臓が重く鼓動するのも、関節が固まるのも、息が苦しくなるのも、全て冷気を感じる肉体あってのものだと知っているんだろう? 知っているはずだ。それは幸せだろう?
 歩道橋の上で、駅のホームで、防波堤の先で、ビルの屋上で、山奥で、風呂場で。
 歌え! 叫べ! 湧き上がる衝動を留めるな!
posted by 三里アキラ at 12:35| Comment(2) | TrackBack(0) | Sudden Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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